天竺牡丹(てんじくぼたん)色:ベビーピンク JIS ダリアは別名を天竺牡丹というそうです。「天竺」というのはヨーロッパ人が渡来して以来「外国, 遠隔地, 舶来」の意としてある語に添えて用いるようになったそうです。わが国には, 天保年代(一八四二年頃)にオランダより渡来したとされる。花はポンポン咲き, デコラ咲き, カクタス咲きに大意表されるが。改良が重ねられていて, 色も形も多様である。引用文献へ行く スウェーデンの植物学者A.Dahlに因んでダリアと命名されたそうです。色により花言葉が異なり, 「黄色は栄華・優美」「赤は栄華・華麗」「白は感謝・豊かな愛情」と言われています。栄華は黄, 赤共通なのですね。現在...22Aug2017ピンクけしき
夕凪(ゆうなぎ) 海風と陸風が交わり無風になる時に真空の時は静寂を呼び, 自身の鼓動だけが時を刻みます。同時に世界から取り残されたような心もとなさに襲われます。闇が辺りを包む頃, 風の音から時が世界に蘇ります。凪ぐ(なぐ)とは穏やかになるという意で, 黄昏時茜色と藍色の混ざり合う頃の出来事として2色を選んでいます。15Aug2017あおあかけしき
陰縞(かげしま)色:チャコールグレー JIS しまうまは古くから皮革として使用され, 人とは切っても切れない縁があります。他の動物にはない個性である縞模様は動物園広しといえど目に留まります。しかしこの模様, 本来は目立たないようにするための保護色という説もあり, 草原地帯では身を守る為の迷彩服なのかもしれません。写真はチャップマンしまうまという種で濃い縞の間に薄い縞があり, これを陰縞と呼びます。木炭で描いてパン屑で擦ったような質感から今回はこの色を選びました。チャコールとは木炭のこと。参考文献ページへ14Aug2017しろ・はい・くろどうぶつ
蓮(はす) 色:ホワイト JIS 蓮と睡蓮、いつもわからなくなってしまいます。お釈迦様が座っているのが蓮で、睡蓮は… 蓮というのは蜂巣(はちす)が古名だそうです。花托の形が蜂の巣に似ていることからその名がついたのだそうです。 インドが原産で仏教との関わりが強く、寺院の池、池沼、水田などで栽培されています。 また「蓮の糸(はちすのいと)」という根にある糸は極楽往生の縁を結ぶと言われており、栄華物語にも登場します。 蓮根として食べられるのも蓮の特徴です。 一方睡蓮は熱帯地方に生息し、北アメリカ、アフリカ産が多いそうです。蓮は水中から茎が出ていますが、 睡蓮は水面上に浮いています。夜には花が閉じ、昼だけ咲くことから眠る蓮、睡蓮という名前がついたとい...08Aug2017しろ・はい・くろけしきしぜん
早桃(さもも)色名:ピーチ JIS日本語の「桃色」が花の色から名づけられたピンクの色名なのに, 英語のピーチは桃の果実の色からとられた薄いオレンジの色名である。フランス語のペッシュ(peche)も同じである。どちらも果実の表皮というよりは果肉のような色をしている。 引用文献ページへ日本で桃の実は秋の季語,しかし毎年食べているのは夏のような気がしませんか。なんでも六月頃から夏にかけて食べる桃の事を早桃(さもも)というそうです。確かに、秋のものに比べて色も白っぽく少し歯ごたえがありますよね。01Aug2017オレンジたべもの